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【経済】2月中国新車販売、トヨタ6%増・ホンダ8%減


トヨタ自<7203>の最新統計によると、同社の中国での新車販売台数(小売ベース)は
今年2月、前年同月比6.3%増の6万5400台に拡大した。2カ月連続で前年実績を上回っ
ている。減税効果で小型車の販売が堅調推移。SUV(多目的スポーツ車)も好調だっ
た。
減税対象となる小型車の主力「カローラ」は、4.5%増の1万6000台を販売。SUVで
は、「RAV4」が48%増の7500台と好調だった。ただ2ケタ成長を保っていた過去数カ
月と比べると、「カローラ」の販売は減速が目立つ。今年1月(7%)比でも伸び率は
2.5ポイント低下した。
一方、ホンダ<7267>が発表した2月中国販売は、前年同月比7.8%減の5万7370台に
低迷。12カ月ぶりに前年実績を割り込んだ。減税対象となる小型SUVの「XR-V」と
「ヴェゼル」はそれぞれ27.9%増、28.3%増に伸びたが、アコード、フィットなどの
主力車がそろって3割近く販売を落とした。
1~2月合算では、トヨタが前年同期比22%増の19万500台、ホンダが9.0%増の6万
4727台に拡大した。
16年の目標販売に関して、トヨタは前年比2.4%増の115万台に目標を設定してい
る。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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