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【材料】トランスGが続騰、「臓器ヒト化マウス」の日本における特許査定を受領

 トランスジェニック<2342>が続騰している。2日の取引終了後、「臓器ヒト化マウス」に関して日本の特許庁から特許査定を受けたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

 今回、特許査定を受けたのは、従来、ヒト化マウス作製で免疫不全マウスを用いていた手法を、ヒトiPS細胞から分化誘導した肝細胞を胎児の卵黄嚢血管経由で移植することにより、免疫応答が正常なマウスの体内にヒト肝臓を構築することを可能としたもの。これにより、遺伝性疾患なども含めて、よりヒトに近い病態モデルを作製できるようになったとしている。また、通常マウスで行われる薬剤の効果や代謝などの非臨床実験について、腸内細菌叢も含め正常な生理的環境を持ち、かつヒトの臓器機能が反映されたマウスで行うことが可能となり、より精度の高い実験や創薬などへの利用が可能となったという。なお、同特許査定による16年3月期業績への影響はないとしている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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