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【市況】NY株式:ダウは34ドル高、原油相場が重しも雇用統計への期待


2日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は34.24ドル高の16899.32、ナスダックは13.83ポイント高の4703.42で取引を終了した。前日の大幅上昇を受けて利益確定の売りが先行。エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計が前週から増加したことで一時原油相場が下落したことも嫌気された。地区連銀経済報告(ベージュブック)で大半の地区で経済活動が拡大したとの認識が示されると、追加利上げへの警戒感から上値の重い展開となった。しかしながら、2月ADP雇用統計が予想を上振れたことで4日の雇用統計への期待感から、引けにかけて緩やかに上昇した。セクター別では、エネルギーや銀行が上昇する一方で素材や消費者・サービスが下落した。

種子メーカーのモンサント(MON)は通期見通しを下方修正し、下落。航空会社のデルタ航空(DAL)は2月の旅客収入が減少し、売られた。一方で、アパレルのアバクロビー&フィッチ(ANF)は決算内容が好感され、上昇。ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は一部アナリストによる目標株価引き上げを受け、堅調推移となった。

一部のヘッジファンドは原油の供給過剰が一服すると予想し、原油価格回復を見込む投資を増やしていることが明らかとなった。

Horiko Capital Management LLC

《NO》

 提供:フィスコ

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