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【材料】国内大手証券、地銀株の低評価はそう簡単に覆すことはできないと解説

 SMBC日興証券の地銀セクターのリポートでは、16年3月期ベースのPBRは軒並み0.4倍前後、17年3月期ベースのPERは10倍弱と、今回の政策影響を加味してもやや割安感がある水準まで売り込まれたと指摘。それでも、今回の株価下落は単純な「売られ過ぎ」ではなく、追加緩和による一層の市場金利の低下懸念や、銀行株への信認の低下を織り込んだバリュエーションの低下のため、この低評価はそう簡単に覆すことはできないと解説。

 業種格付け「中立」を継続、個別では、マイナス金利政策の悪影響を相対的に受けにくく、セクター内の逃避先として位置づけられるスルガ銀行<8358>と、野村グループ等の保有株を買入消却する可能性などテクニカルな統合効果が見込める常陽銀行<8333>の強気を継続している。
《MK》

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