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【材料】【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家ゆりぴょん氏:為替、景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄の存在


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家ゆりぴょん氏(ブログ「お気楽主婦の株とアフィリエイトで生活!」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2016年2月28日10時に執筆

フィスコソーシャルレポータで主婦投資家のゆりぴょんです 。
先週、先々週と日本市場は2週連続の上昇相場となりました!
26日(金)は引け間際に失速し、少し後味の悪い終わり方となりましたが、マイナスに転落しないで終えたことは今後の株価の下支えになるのではないかと思います。

さて、先週の株価は上昇日が多かったものの、相変わらず為替に振り回される日々でした。
ドル円は111円~113円をうろうろ。
株価はドル円の値動きに非常に敏感になっており、円高に傾くと株価もずるずると下がってしまいます。
幸い、私がこのコメントを書いてる時点では114円をギリギリ回復しています。
今週は115円を目指すことができれば、株価ももうちょっと安定するのではないかと思います。

急激な円高は企業にデメリットをもたらす場合が多いといいます。
私の持ち株でもあったMORESCO<5018>(現在は損切り済)は急激な円高に伴う為替差損の拡大を理由に早速下方修正を発表しました。
今後このような企業が増えていく懸念も十分ありえると思います。

為替レートに関して、トヨタ自動車<7203>はドル円が1円動くと、営業利益が約350億円動くという記事を以前みたことがあります。
日本が円安に動いてる時期だったので、その頃のトヨタはおそらくウハウハだったのでしょう。
1円円安に動いて350億利益が増えるなら1円円高に動けば350億円の利益が減るということになります。
2月に入ってからドル円は10円近く円高になっています。どれだけの損失が生まれているのか考えただけでも恐ろしいですが、まぁトヨタはつぶれないから大丈夫でしょう。
ただし、こういう数値を見てしまうとトヨタの株を買う気持ちは萎えてしまうかもしれません。

トヨタに限らず、円安メリット株と言われていた銘柄は次の決算を見てから買った方が安心かもしれません。


では円安メリット株がダメなら円高メリット株を買えばいいのか?といえば、それも少々危険な気がします。
日銀や政府が円安推奨派とみられるので、追加緩和が飛び出せばまた一気に円安に動く可能性もあります。

円安にも円高にも急激に動く可能性があるわけです。
となれば、為替に影響をあまり受けない、いわゆる「ディフェンシブ銘柄」と言われるものが安全なのかもしれません。
ディフェンシブ銘柄は為替がどちらに動こうが、景気がどうなろうが利用せずにはいられない「生活必需品」を扱う企業のことです。

電気・ガス・食料品・薬・交通機関などがこれにあたります。

個々の企業の業績により株価の上下は多少あると思いますが、円高にふれたから大暴落する!そういう危険が相対的に少ない銘柄とのことです。

しかし、最近では株価上昇にデメリットとなる材料があると業種問わず全ての銘柄の株価が急落する場面を多々見てきています。ディフェンシブ銘柄といえども安全とは言えないかもしれませんが、為替・景気が不安定なときはディフェンシブ銘柄という逃げ道があることは覚えておきたいと思います。

あとは、まもなく年間を通して1番株主優待を実施している企業が多い3月がやってきます。
例年だと今頃は3月優待株は右肩上がりで株価が高くなってしまって買いにくくなってる場合が多いのですが、今年は優待株も右肩下がり・・。
ほとんど騰がっていません。というかむしろ下がっています。

ディフェンシブ銘柄と言われる鉄道関連銘柄の株主優待も3月にはありますし、食品株も3月に優待を実施している企業はあります。
3月優待銘柄はたくさんあり過ぎて今回は銘柄は省きますが、まだ株価は割安なものが多いと思います。

私は3月優待取得に向けて、少し早い時期から気合を入れて買いに向かっていたので、3月優待株はほぼ全部含み損です。
今買えば少なくとも私が買った株価よりは安い価格で買えると思います(笑)

優待株には権利落ちがあって、銘柄によっては優待金額の倍くらいの権利落ちを食らう場合もあるので、注意はしてくださいね。

では今週もがんばりましょう!

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執筆者名:ゆりぴょん
ブログ名:お気楽主婦の株とアフィリエイトで生活!

《NO》

 提供:フィスコ

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