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【特集】健康CP Research Memo(6):新規事業としてゴルフレッスン事業へ進出


■RIZAP連携ビジネス

(1) RIZAP GOLF(旧GLEX)

健康コーポレーション<2928>は新規事業の一環として、ゴルフレッスン事業に進出した。内容をダイエット、ボディメイキングからゴルフのスコアメイキングに変更しただけで、RIZAPの事業モデルをほぼそのまま踏襲している点がポイントだ。名称も当初は「GLEX」でスタートしたが、今後は「RIZAP GOLF」として、RIZAPのブランドイメージを最大限活用する方針だ。

RIZAP GOLFは2015年10月に第1号店として東京・六本木店をオープンさせたが、好評につき同じく都内に、今期中の三田店の開設を決定済みだ。また、都内にもう1店舗のほか大阪と福岡にもそれぞれ1店舗を開設すべく準備を進めている。物件獲得がスムーズに進めば2016年3月期中に最大5店舗体制となる見通しだ。

同社はRIZAP GOLFの出店計画について、2017年3月末時点で15店程度としているが、弊社ではもっと早いペースで出店が進む可能性があると考えている。理由は以下のとおりだ。まず第1に出店モデル(初期費用、投資回収期間、料金設定など)がRIZAPをほぼそのまま活用しているため作業が迅速に進むと見られることだ。第2に、インストラクターの獲得が公益社団法人日本プロゴルフ協会の協力もあってスムーズに進んでいることだ。第3にはゴルフ関連市場規模は1.4兆円(2012年度)と、フィットネス市場規模の4,000億円を大きく上回っている事実を挙げることができる。一方、出店の足かせ要因としては、物件の天井高を挙げることができる。スイングのためには3メートルの天井高が必要とのことだ。しかし総合的に考えれば、スコアメイキングへの潜在需要掘り起こしに成功すれば、出店作業自体はかなりスムーズに進むと期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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