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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 15,700円~16,200円。

 米ダウ平均は、原油価格の反発などの支援材料がありながらも、世界的な景気後退を懸念して大幅続落。その影響でシカゴの日経平均先物も、終値は16,000円ちょうどと、上値の重い値動きだったことから、東京市場の朝方もやや売り優勢の展開が想定され、16,000円の大台近辺での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、昨日の急落で相場の先行きに不透明感が増したことから、多くの参加者はリスクオフに動くと思われ、また、為替市場ではドルが対円で、再び5日移動平均線(112円77銭)を割り込むなど、円高基調を強めていることが嫌気され、マーケットは終始方向感の乏しい展開が想定される。

 ただ、原油価格が反発していることや、中国が追加の金融緩和として、預金準備率引き下げを発表した点は評価できるだけに、為替市場でドルが持ち直し、中国株式市場が堅調に推移すようであれば、日経平均も16,000円の大台を挟んで底堅い動きから、プラス圏での大引けも期待出来きそうだ。

 テクニカル的には、目先の下値支持線である一目均衡表の転換線(16,113円前後)を、終値ベースで割り込んでしまったことから、次の下値メドはボリンジャーバンドの-1σ(15,759円前後)となる。但し、一目均衡表の基準線を何度もトライして上抜くことが出来ずに、下値支持線を下抜いてきたのは、かなりネガティブな値動きであるだけに、-1σまでに下げ止まらなければ、再び下値を模索する相場に転換するだろう。

新興市場のマザーズは、1部市場が方向感の値動きとなれば、リスクマネーの避難先として商いを集め、ボリンジャーバンド+1σ(844ポイント前後)突破も期待され、ジャスダック平均は、5日移動平均線(2,332ポイント前後)~25日移動平均線(2347ポイント前後)のレンジ内取引となりそうだ。

 本日の予想レンジ 15,700円~16,200円。(ストック・データバンク 編集部)

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