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【市況】1日の株式相場見通し=米株安と円高進行で売り優勢に

 1日の東京株式市場は、前日の米国株安や、外国為替市場での円高・ドル安進行を嫌気して売り優勢の展開となりそうだ。

 2月29日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比123.47ドル安の1万6516.50ドルの続落となった。米2月のシカゴ購買部協会景気指数が前月に比べて大幅に悪化したことや、米1月の中古住宅仮契約指数が市場予想を下回るなど経済指標の悪化を嫌気して売りが膨らんだ。ナスダック総合株価指数は、前週末比32.523ポイント安の4557.950と4日ぶりに反落した。
 1日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=112円30銭台と、前日に比べて円高・ドル安での推移となっている。

 日程面では、16年度予算案・関連法案が衆院通過の見通し、10~12月期の法人企業統計、1月の家計調査・完全失業率・有効求人倍率、2月の大手百貨店売上速報、2月の新車販売台数に注目。海外では、米大統領予備選「スーパーチューズデー」、米2月のISM製造業景況指数、中国2月の製造業PMI、米2月の新車販売台数、ユーロ圏1月の失業率が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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