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【通貨】NY為替:ドル・円は112円69銭、ECBの追加緩和観測強まりユーロ全面安


 29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円26銭へ上昇後112円66銭まで下落し112円69銭で引けた。中国人民銀行による景気底入れを目指した銀行預金準備率の引き下げを好感したリスク選好の円売り、ドル買いが一時強まった。しかし、その後発表された米国の2月シカゴ購買部協会景気指数、1月中古住宅成約指数、2月ダラス連銀製造業活動指数の予想を下回る結果を嫌いドル売りが再燃した。


 ユーロ・ドルは、1.0899ドルから1.0859ドルへ下落し1.0873ドルで引けた。ユーロ圏の2月消費者物価指数(CPI)速報値が予想外のマイナスに落ち込んだため、次回定例理事会で欧州中央銀行(ECB)が追加緩和に踏み切るとの見方が強まり、ユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は、123円25銭から122円46銭へ下落した。


 ポンド・ドルは、1.3844ドルから1.3946ドルへ上昇。ドル・スイスは、1.0025フランから0.9949フランへ下落した。

《KK》

 提供:フィスコ

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