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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (3月1日記)

日経平均株価の日足チャート 「株探」多機能チャートより

 日経平均株価は、2月26日に戻り高値を更新した経緯から、目先の1~2営業日に価格が下げても、まだ上昇途中の調整の可能性を残します。

 一方で、昨日の下げは、目先の価格が積極的な上げの流れへ入っていないことも示唆しているため、3月がこのまま下げの流れを作り、2月12日安値1万4865円以下を目指すという展開を無視できなくなりました。

 弱気の展開になる場合、円・ドル相場の展開次第で、緩やかに下げるか、勢いの強い下げの流れとなって、一気に底値になる地点まで下げるかが変わります。

 今後は、「ジグザグに徐々に下値を切り上げて、3月に1万7000円程度まで上げる動きになる」「徐々に下げて、4月頃に押し目をつける」「一気に下げて、4月頃に押し目をつける」という3通りの展開を考えておきます。

 本日、下げ幅の大きな動きがあらわれるか、価格が反発するかは、3通りのどれになるかの目安になります。

情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)を1月15日に上梓。

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