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【通貨】2月29日のNY為替概況


 29日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円26銭へ上昇後112円67銭まで下落し112円90銭で引けた。

中国人民銀行による景気底入れを目指した銀行預金準備率の引き下げを好感したリスク選好の円売り、ドル買いが一時強まったが、その後発表された米国の2月シカゴ購買部協会景気指数、1月中古住宅成約指数、2月ダラス連銀製造業活動指数の予想を下回った結果を嫌いドル売りが再燃。

ユーロ・ドルは、1.0899ドルから1.0859ドルへ下落し1.0880ドルで引けた。ユーロ圏の2月消費者物価指数(CPI)速報値が予想外のマイナスに落ち込んだため次回定例理事会で欧州中央銀行(ECB)が追加緩和に踏み切るとの見方が強まりユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は、123円25銭から122円46銭へ下落。

ポンド・ドルは、1.3844ドルから1.3946ドルへ上昇した。

ドル・スイスは、1.0025フランから0.9949フランへ下落した。



[経済指標]・米・2月シカゴ購買部協会景気指数:47.6(予想:52.5、1月:55.6)・米・1月中古住宅成約指数:前月比-2.5%(予想:+0.5%、12月:+0.9%←+0.1%)・米・2月ダラス連銀製造業活動指数:-31.8(予想:-30.0、1月:-34.6)

《KY》

 提供:フィスコ

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