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【市況】11時時点の日経平均は3日続伸、熊谷組が急落し東証1部下落率トップ


11時00分現在の日経平均株価は16223.76円(前週末比35.35円高)で推移している。前週末に開かれた20ヶ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は、最近の金融市場の混乱に対し「すべての政策手段を用いる」などとする文章を盛り込んだ共同声明を採択して閉幕した。金融安定化への期待に加え、米国の年内利上げ観測再燃から1ドル=113円台まで円安に振れたこともあり、日経平均は124円高でスタートした。その後16464.75円(同276.34円高)まで上昇する場面があったが、買い一巡後は伸び悩む展開となっている。

個別では、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>などが堅調。富士重<7270>、KDDI<9433>が3%超上昇しているほか、自社株買いの実施を発表した日産自<7201>は7%高と急伸。また、日本通信<9424>、アイスタイル<3660>、リニカル<2183>などが東証1部上昇率上位となっている。一方、今期業績予想の下方修正を発表した任天堂<7974>のほか、JT<2914>、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、野村<8604>などが軟調。前週急伸したマネパG<8732>は反落。また、鉄筋切断疑い報道を受けて熊谷組<1861>が急落し、スミダ<6817>、ネクステージ<3186>などとともに東証1部下落率上位となっている。

《HK》

 提供:フィスコ

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