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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は4日ぶり反発、25日に約21カ月ぶりの安値を更新


【ブラジル】ボベスパ指数 41593.08 -0.70%
26日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比294.82ポイント安(-0.70%)の41593.08で取引を終えた。42495.22から41416.54まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは24、値下がりは34、変わらず3であった。

この日は、中国株が反発、原油が一時急伸、米国のGDP上方修正など、外部環境は良好。しかしながら、ブラジル企業の四半期決算が引き続き低調だったことで、再び失望売りがボベスパ指数を圧迫したもよう。なかでも、前日ジャンク級に格下げされたこともあり、食品貿易大手のブラジル・フーズ(BRFS3)が大きく下げ、強い下押し圧力になったとの見方。

【ロシア】MICEX指数 1816.73 +0.71%
26日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は、前日比12.84ポイント高(+0.71%)の1816.73で取引を終了した。1831.70まで上昇した後、いったん1811.66まで下落した。
米国の10-12月期GDP改定値の上方修正を受けて、需要増思惑からブレント原油先物が買われ、一時37ドルをつけた辺りで、ロシアMICEX指数は最も上昇した。その後、ブレント原油先物が36ドル付近まで反落していく動きにつれて、指数も上昇幅を縮小した。

【インド】SENSEX指数  23154.30 +0.78%
26日のインドSENSEX指数は4日ぶり反発。前日比178.30ポイント高(+0.78%)の23154.30、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同59.15ポイント高(+0.85%)の7029.75で取引を終えた。

中盤に上げ幅を縮小させる場面もあったが、その後は再び買い戻された。両市場とも前日25日、約21カ月ぶりの安値(終値ベース)を更新しており、値ごろ感から下値拾う動きが活発になった。また、前日の米株式市場の上昇や原油相場の続伸など外部環境の改善も買い安心感を与えた。ほかに、20カ国・地域(G20)財務相・ 中央銀行総裁会議がきょう26日上海市で開幕したことを受け、政策に対する期待が高い。

【中国本土】上海総合指数 2767.21 +0.95%
26日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比25.96ポイント高(+0.95%)の2767.21ポイントと反発した。

業種別では、エネルギー関連株の上げが目立つ。中国石油天然気(601857/SH)が2.5%高で引けた。原油相場が持ち直しつつあることが好感されている。不動産株も急伸。緑地控股(600606/SH)が5.5%上昇した。金融株や素材関連株、発電やガスの公益株、運輸株もしっかり。

《CS》

 提供:フィスコ

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