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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は114円前後で推移か、米早期追加利上げへの期待で円売り継続へ


26日のドル・円は、東京市場では113円22銭から112円56銭で推移。欧米市場でドルは114円00銭まで上昇し、113円99銭で取引を終えた。

本日29日のドル・円は114円前後で推移する見込み。米国の早期追加利上げへの期待が再浮上しており、リスク選好的な円売りは継続する可能性がある。

報道によると、中国・上海で開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、金融政策だけでなく、全ての政策手段を総合的に用いることで均衡のとれた成長を目指すことが合意された。

為替については、G20は通貨の競争的切り下げを回避するとの公約をあらためて表明し、為替相場を金融政策の目的としないことも合意された。また、G20は、中国を含めた新興国などからの資金流出を規制するための具体的な対策をG20作業部会で検討することも決まった。

市場参加者の間からは、資金流出を規制することは市場安定化につながる可能性があるとの声が聞かれたが、米国の利上げ継続は新興国だけでなく、世界の金融市場に大きな影響を与える可能性があるため、資金流出を規制しても金融市場の不確実性が確実に低下する保証はないとの見方も出ている。

《SY》

 提供:フィスコ

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