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【特集】トーセイ Research Memo(2):マンション分譲からスタートし、事業範囲を順次拡大


■会社概要

(1)沿革

トーセイ<8923>の会社設立は1950年と古いが、実質的な創業は現代表取締役社長の山口誠一郎(やまぐちせいいちろう)氏が当社株を買取って社長に就任した1994年6月。同氏は慶応大学卒業後、三井不動産販売(株)(現三井不動産リアルティ(株))の3年間の勤務などを経て、1990年に当社取締役に就任していた。

山口誠一郎氏の社長就任後は、マンション分譲や1~2億円の老朽化した小型ビルの流動化を主に手掛けていた。その後、戸建分譲、私募ファンドの運営、ビルや商業施設の開発などに事業領域を拡大。2004年2月に株式公開を果たした時には、不動産流動化が主力事業となっていた。

2012年1月には海外投資家とのリレーション強化などを目的にシンガポールに海外現地法人を設立。アジアでのプレゼンスを高めるため2013年3月にシンガポール証券取引所(SGX)メインボードに日本の不動産会社として初めて上場した(証券コードS2D)。これに伴い2013年11月期第1四半期決算から会計基準をIFRSに移行した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 堀部 吉胤)

《HN》

 提供:フィスコ

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