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【市況】<株式トピックス>=補正予算検討報道で建設株が人気化

 25日の東京株式市場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価がプラス圏で引けたことを受け、投資家の不安心理が後退。全般は内需株中心に買い戻しの動きが活発化し、日経平均株価終値は、前日比224円55銭高の1万6140円34銭と3日ぶり反発した。

 きょうの東京市場では、ゼネコン株が揃って一段高に買われた。それぞれ終値は、大成建設<1801>=前日比30円高の711円、大林組<1802>=同58円高の1051円、清水建設<1803>=同33円高の872円、鹿島<1812>=同34円高の667円など建設株が軒並み大幅高となった。

 テレビ朝日の報道で「政府が5兆円規模の補正予算を検討している」と伝えられたことが手掛かりとなり、公共工事拡大の思惑から建設株全般に物色の矛先が向いた。

 外国為替市場では、連日のように円相場が大波乱を続けるなかで、自動車、電機、機械など輸出関連の主力銘柄は、リスクが大きすぎて見送られているのが実情。やはり、為替や海外景気の影響を受け難い内需系の代表格である建設株は今後も注目に値する。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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