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【通貨】明日の為替相場見通し=G20の動向注視、112円台定着が焦点

 今晩からあすにかけての外国為替市場のドル円相場は、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の動向を注視する展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=111円50銭~112円70銭。

 この日は、日経平均株価が大幅な上昇となったことを受けドル円も買い優勢となり、一時112円62銭まで値を上げた。ただ、中国株安などの影響もあり夕方には再度111円台に下落する場面があった。あすから明後日にかけて中国・上海でG20財務相・中央銀行総裁会議が開催される。金融市場の安定化に向けた議論などが予想されており、「一部新興国からは米利上げの先延ばしを求める声も上がりそう」との報道も流れている。27日の共同声明などが注目されるが、市場では「玉虫色であまり踏み込んだ内容にはならない可能性も」との見方も出ている。

 ドル円相場は112円中盤からは売り物が膨らむ展開となっている。あすにかけては112円台に定着できるかがポイントになりそうだ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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