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【市況】<株式トピックス>=日経平均株価と円相場の連動性薄れる?

 24日の東京株式市場は、前日の原油安や海外株安を嫌気して売り優勢の展開となった。ただ、売り一巡後は下げ渋ったものの、そこから買い上がる動きには乏しく、3日ぶりに1万6000円台を割り込んで引けた。日経平均株価終値は、前日比136円26銭安の1万5915円79銭と続落した。

 ただ、きょうの株式市場と外国為替市場では注目すべき現象が起きた。それは、朝方、日経平均株価が前日比300円近くまで下落してスタート。その後、後場前半にかけて外国為替市場で一時、1ドル=111円60銭台へと一段と円高・ドル安が進行したにもかかわらず、日経平均株価は下落幅を縮小する“逆行”ともいえる連動性の薄れた動きとなった。

 これについて市場関係者からは「世界的にリスクオフの機運が高まるなか、安全資産とされる円が継続して買われ、円高が進行する可能性はある。株価の方は日経平均株価のPBRが1倍前後まで低下していることもあり、やや下げ渋る動きが出ているようだ」との見方が出ていた。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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