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【市況】東京株式(前引け)=円高嫌気し続落も売り一巡後下げ渋る

 24日前引けの日経平均株価は前日比103円74銭安の1万5948円31銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は10億9348万株、売買代金概算は1兆531億4000万円。値上がり銘柄数は1052、対して値下がり銘柄数は744、変わらずは143銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の欧米株市場が軒並み安となったことや、原油市況が反落したことを受けてリスク回避ムードが強まった。外国為替市場で1ドル=112円台を割り込むなど円高が進み、自動車や電機など輸出セクターへの売りが目立っている。ただ、日経平均は朝方ほぼ300円安まで売られる場面があったが、原油先物相場が時間外取引で下げ止まる動きをみせたことなどを背景に、売り一巡後は突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いに下げ渋る展開となった。今週末に開催予定のG20を前にして政策期待が下値を限定的なものにしている。

 個別ではソニー<6758>が軟調、NTT<9432>も値を下げた。横河電機<6841>、ネクソン<3659>が大幅安、SUMCO<3436>も売られた。東芝<6502>が軟調、三菱商事<8058>も下落した。半面、ソフトバンクグループ<9984>が堅調、三井住友フィナンシャルグループ<8316>も買いが先行している。マネーパートナーズグループ<8732>がストップ高となり、セントラル硝子<4044>も急伸。アイフル<8515>、さくらインターネット<3778>なども物色人気となった。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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