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【材料】オエノンホールディングス…発酵技術を核とする「バイオテクノロジー」展開


オエノンホールディングス<2533>は、長年培った発酵技術を核とするバイオテクノロジーをベースに、主力の酒類事業、加工用澱粉事業、酵素医薬品事業、不動産事業などを展開。子会社10社のうち主力の酒類事業として、合同酒精など8社が焼酎、チューハイ、清酒、合成清酒、梅酒、加工用洋酒、ワイン、酒類原料用・工業用アルコール、調味料等の製造および販売、運送・荷役、飲食業を行っている。子会社1社が加工用澱粉事業としてビール醸造用、製菓(スナック)用原料であるコーングリッツなどを販売。酵素医薬品事業は子会社1社が乳糖分解酵素「ラクターゼ」など、食品用をはじめとする産業用酵素や高脂血症治療用原薬、糖尿病治療用原薬など、ジェネリック医薬品原薬のほか、大腸ガン検査試薬など、金コロイドとモノクローナル抗体の融合を特徴とした診断薬、ヒメマツタケ抽出物など、発酵技術を活かした機能性食品素材を販売している。不動産事業はオエノンホールディングスと子会社2社が不動産の売買および賃貸を行っている。

2015年12月期は焼酎の苦戦などがあって減収ながらもエネルギーコストの低減やマーケティング費用の減少などにより増益を確保。2016年12月期は、売上高は前期比2%増の840億円、営業利益は同5%増の17億円、経常利益は同5.5%増の15億円、当期純利益は同152.3%増の6億円を見込んでいる。

《SF》

 提供:フィスコ

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