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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (2月24日記)

日経平均株価の日足チャート 「株探」多機能チャートより

 日経平均株価は、昨日、16日高値1万6341円を超えてから上値を抑えられたことで、2月12日以降が5つの波のパターンを形成する上げ場面の中の2波目の調整が保ち合いとなっているその途中の可能性を残しました。

 強気の展開を継続しているなら、目先は、2月17日の安値1万5632円を維持して、すぐに上昇を開始するはずです。

 一方で、昨日の動きは、寄り付きでの上放れにより、強気の流れを明確にしたにもかかわらず、上値を抑えられたことで、現状での上値の重さを示したとも見ることができます。

 弱気の見方をすれば、昨日の下げにより、目先的に上げられないことがわかったので、本日は下値を試しやすい状況と見ることができます。

 本日は、2月12日以降の上げが下降途中の反発調整で終わるなら、下げ幅が大きくなり、上昇途中の保ち合いの途中なら、1万5800円程度で下値を支えられると考えられます。

 寄り付き後、下げの流れを作り、1万5632円を割れる動きになるなら、本日はその安値付近で止まらない可能性を考えておきます。

情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)を1月15日に上梓。

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