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【市況】米国株見通し:方向感は出にくい、積極的な売り買いは手控えも


『米株式市場』


22日のNY市場は上昇。資源価格の回復が好感され、アジア・欧州株がほぼ全面高となった流れを受け、買いが先行。原油相場が大幅上昇となったことも好感され、終日堅調推移となった。ダウ平均は228.67ドル高の16620.66、ナスダックは66.18ポイント高の4570.61。


グローベックスの米株先物は小安く推移しており、NYダウで60ドル安程度を織り込んで推移している。欧州市場は小幅ながらも全般下げて推移しており、前日の上昇に対する反動安が警戒されやすい。為替市場で対ドル、ユーロで円高が進んでいる。また、26、27両日に上海で20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の開催を控えているため、売り込みづらいとはいえ、方向感が掴みづらそうである。その他、英国のEU離脱問題と欧州中央銀行(ECB)の追加緩和が意識されやすく、積極的な売買は手控えられよう。


経済指標ではS&P/ケース・シラー総合-20住宅価格指数(12月)、消費者信頼感指数(2月)、中古住宅販売件数(1月)が予定されている。いずれも前月から悪化が予想されており、追加利上げペースの後退を意識させよう。

《TY》

 提供:フィスコ

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