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【市況】23日の中国本土市場概況:上海総合0.8%安と反落、金融株さえない


23日の中国本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は前日比23.84ポイント(0.81%)安の2903.33ポイントと反落した。上海A株指数も下落し、25.01ポイント(0.82%)安の3038.16ポイントで引けている。外貨建てB株相場もさえない。上海B株指数が1.49ポイント(0.40%)安の366.50ポイント、深センB株指数が8.60ポイント(0.73%)安の1170.83ポイントで終えた。

徐々に下げ幅を広げる展開。上海総合指数は昨日、急ピッチな上昇で約1カ月ぶりの高値を回復しただけに、戻り待ちの売り圧力が意識された。元がじり安基調にあることも不安視されている。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を元安方向に設定した。全国政治協商会議(国政助言機関)、全国人民代表大会(国会に相当)の開幕を来週に控え、各種支援策などに対する期待感は根強いものの、本日は好感する買いが入っていない。

時価総額上位の金融株が下げを主導する。中国銀行(601988/SH)が1.5%安、中国人寿保険(601628/SH)が2.7%安で引けた。インフラ関連株も安い。ゼネコンの中国交通建設(601800/SH)が2.3%下落した。不動産株や自動車株、消費関連株、軍事関連株なども値を下げている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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