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【材料】東邦チタニウムが急反発、チタン在庫調整が最終局面との見方

 東邦チタニウム<5727>が3日ぶり急反発、一時前日比59円高の924円まで買われる場面があった。

 JX系のチタン製錬大手で、航空機向けスポンジチタンの在庫調整一巡から16年3月期業績は営業黒字化見通しにある。「スポンジチタンの在庫調整は最終局面に入った」(市場関係者)との見方が出ているほか、原油価格の低下も利益採算改善に寄与しており、来期業績への期待が膨らんでいる。

 一方で攻めの経営にも前向きだ。スマートフォンの高機能化などに伴う需要増に対応し、北九州市の若松工場敷地内に新工場を建設してニッケル粉の生産能力をこれまでの月産60トンから90トンに5割増強する方針にあり、これも折に触れて物色の手掛かりとなる。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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