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【市況】東京株式(前引け)=朝安後に切り返し反発、上値に重さも

 22日前引けの日経平均株価は前週末比92円94銭高の1万6060円11銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は10億1691万株、売買代金概算は9742億9000万円。値上がり銘柄数は1143、対して値下がり銘柄数は684、変わらずは110銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、朝安後切り返す展開。日経平均は1万6000円台を回復した。前週末の欧米株が総じて売りに押されていたことに加え、外国為替市場で円が買われドル安・円高方向に振れたことで、主力株中心に寄り付きは安く始まった。しかし、その後は円高一服となるのを横目に、年金系資金の買いも観測されるなかプラス圏に浮上、日経平均は一時200円を超える上昇で1万6187円まで上値を伸ばす場面があった。ただ、上値も重く前場後半は伸び悩み気味となった。売買代金も盛り上がりを欠き、前引け時点で1兆円を下回っている。

 個別ではファナック<6954>、任天堂<7974>が買われ、JR東日本<9020>も上昇。gumi<3903>がストップ高に買われ、井関農機<6310>、ラウンドワン<4680>も物色人気に。ペプチドリーム<4587>が大幅高、タカラトミー<7867>、飛島建設<1805>も上値追い。半面、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも安い。国際石油開発帝石<1605>が値を下げ、東京製鉄<5423>の下げも目立つ。ダブル・スコープ<6619>が急反落、セイコーホールディングス<8050>も売られた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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