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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は112円台で推移か、原油反落などを意識して上値はやや重くなる可能性


19日のドル・円は、東京市場では113円38銭から112円71銭まで下落。欧米市場でドルは一時112円31銭まで下落し、112円57銭でこの日の取引を終えた。

本日22日のドル・円は112円台で推移か。原油価格の反落やNYダウの小幅続落を意識してドルの上値はやや重くなりそうだ。

2月26日-27日に上海で20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開催される。報道によると、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は「日米欧の中央銀行がそれぞれ異なる金融政策を同時に実施している状況について見直すとともに、一段と協調する必要がある」と指摘した。

米国が金利引き上げを進める過程で、日本銀行や欧州中央銀行(ECB)がマイナス金利を導入することは、世界経済にとって本当に都合の良いものかどうかをG20の場で議論すべきとの意見は少なくない。また、市場参加者の間からは「日銀やECBのマイナス金利導入は通貨安誘導としか思えない」との批判的な意見も聞かれている。為替相場を金融政策の目的としないことがG20で定めた国際的なルールになっているはずだが、今回のG20では金融政策のあり方と為替相場について時間を割いて議論されることが予想される。

《SY》

 提供:フィスコ

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