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【市況】NY株式:ダウは21ドル安、原油相場の上昇に懐疑的な見方広がる


19日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は21.44ドル安の16391.99、ナスダックは16.89ポイント高の4504.43で取引を終了した。世界経済への先行き懸念が高まる中、アジア・欧州株が軟調となり、売りが先行。前日に原油在庫の増加が報じられ、主要産油国による増産凍結が価格上昇に繋がるか懐疑的な見方が広がったことで原油相場が下落し、上値の重い展開となった。1月消費者物価指数は予想を上振れたが、相場への影響は限定的だった。セクター別では、小売や食品・生活必需品小売が上昇する一方で自動車・自動車部品や素材が下落した。

百貨店のノードストローム(JWN)は決算内容が軟調となったほか、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が同社格付けを引き下げたことが嫌気され下落。農業機械のディア(DE)は通期の業績見通しを下方修正し、軟調推移。一方で、半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ(AMAT)は決算内容が好感され、上昇。半導体のクアルコム(QCOM)は中国PCメーカーのレノボ・グループとライセンス契約を締結したが、小動きとなった。

携帯端末のアップル(AAPL)は、テロ容疑者が使用していたiPhoneのロック解除を巡る捜査当局の要請を拒否したことで、一部批判を受けているが株価は前日終値を挟んで揉み合う展開となった。また、短文投稿サイトのツイッター(TWTR)やソーシャル・ネットワークのフェイスブック(FB)は、アップルの方針に支持を表明している。

Horiko Capital Management LLC

《NO》

 提供:フィスコ

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