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【経済】円高進行の場合、国内投資家はどう対応するのか?


 報道によると、かんぽ生命保険は外債投資の割合を増やすことを検討している。かんぽ生命の石井雅実社長は17日、ブルームバーグとのインタビューで、リスク性資産の積み増しを検討しているとの見方を示した。国内債券の利回りが一段と低下していることから、かんぽ生命は3カ年の中期経営計画で内外株式や外債などリスク性資産の比率を15年12月の6.4%から、18年3月期までに10%に高める方針のようだ。

 石井社長は外債投資について「為替リスクをヘッジした運用とそうでない運用は拮抗している」と答えている。機関投資家が全ての外債投資で為替リスクをヘッジすることはないとみられるが、何らかの要因で円高がさらに進行した場合、かんぽ生命に限らず国内機関投資家の間で為替リスクをヘッジする動きが広がる可能性がある。

 米利上げペースが予想以上に鈍化した場合、リスクヘッジに絡んだ円買い・ドル売りが増えるのではないか?との声も聞かれている。
《MK》

 提供:フィスコ

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