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【市況】<マ-ケット日報> 2016年2月19日

 19日の市場は日経平均が大幅反落。終値は前日比229円安の1万5967円で再び1万6000円台を割り込んだ。前日の米株安や円高を受けて朝方から売りが先行。週末の手じまい売りもあって下げ幅が一時400円近くに達する場面もあった。終盤はやや下げ幅を縮めたが、東証1部の出来高が今月最低を更新するなど、買う動機の見つからない投資家の迷いが感じられる。

 昨日の米国市場は前日までの大幅上昇の反動でダウ平均が4日ぶりに反落した。直近の3日間で790ドルも上げており戻り売りが出やすかったようだ。また、原油先物(WTI)が上げ一服となったことも買い手控えにつながっている。さて、日経平均が1万6000円台に乗せると伸び悩む東京市場。本日も円高というマイナス要因がありはしたものの、ダラダラと下げる買い手不足を感じさせる1日となった。直近では1万6300円台が戻りのカベとなっており、日々減少する出来高を見ていると、目先的にここを抜ける状況ではなさそう。来週のG20など政策的な面を期待せざるを得ない。一方、市場は短期でかなり売られ過ぎたことも意識しており、まとまった売り物が先週より出てこなくなっている。上値も下値もある程度限られるなか、G20開催まで相場は方向感なく推移しそうだ。個別では転換社債発行を決めた日写印 <7915> 換社債発行を決めた日写印 <7915> が需給懸念から急反落。ハウステンボス減益で親会社のHIS <9603> も売られている。(ストック・データバンク 編集部)

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