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【通貨】NY為替:ドル・円は113円25銭、ECBの3月追加緩和観測強まりユーロ安


 18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円93銭へ強含んだのち、113円14銭へ反落し113円25銭で引けた。米先週分新規失業保険申請件数が予想を下回ったこと、2月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想を上回ったことを好感したドル買いが一時強まった。しかし、週次在庫統計を受けて原油価格が下落に転じたことを嫌い、リスク回避の円買いや債券利回り低下に伴うドル売りが再燃した。


 ユーロ・ドルは1.1071ドルまで下落後、1.1123ドルへ上昇し1.1107ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)が公表した1月開催の理事会議事要旨で新たなリスク上昇を受けて次回会合での予防的な追加緩和の必要性を指摘したため、ユーロ売りが優勢となった。その後、ユーロ・スイス絡みの買いに下げ止まった。ユーロ・円は、126円31銭から125円60銭へ下落した。


 ポンド・ドルは、1.4384ドルへ上昇後、1.4314ドルへ反落。英国の欧州連合(EU)離脱懸念が緩和したためポンドの買戻しが優勢となった。


 ドル・スイスは、0.9969フランへ上昇後、0.9925フランへ下落。中央銀行の追加緩和観測やフラン高是正の介入警戒感にフラン売りが優勢となった。

《KK》

 提供:フィスコ

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