【市況】NY原油：続伸で30.77ドル、産油国の生産調整見極めムードからか底堅い

　NY原油は続伸(NYMEX原油3月限終値：30.77↑0.11)。31.98ドルを高値に、いったん30.54ドルまで下落した。前日の取引終了後に発表された全米石油協会(API)の週間統計で、国内全体の原油在庫が326万バレル減少となったことを受けて、原油の買いが先行。



　しかし、18日発表の米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)で、国内全体の原油在庫が増加。さらに、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシング、ガソリンや留出油の在庫も増加だったことから、一時急速な売りに転換した。その後は、産油国の原油生産量調整に向けた動きを見極めるムードからか、小幅ながらも上昇を維持した。

《KK》

　提供：フィスコ