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【市況】18日の香港市場概況:ハンセン2.3%高と急反発、石油株やカジノ株に買い


18日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比438.51ポイント(2.32%)高の19363.08ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が237.71ポイント(3.00%)高の8166.47ポイントとそろって急反発した。売買代金は725億9200万香港ドル(17日の売買代金は669億5100万香港ドル)。

内外環境の安定が支援材料。原油相場が急伸するなか、昨夜の欧米市場が軒並み上昇した流れを継いだ。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給スタンスも追い風。人民銀は1月28日以降、春節連休(2月7日~13日)を除き、本日も含め全営業日でリバースレポを通じた資金供給を実施した。なお、朝方公表された今年1月の物価統計は、消費者物価指数(CPI)が前年同月比で1.8%上昇(予想はプラス1.9%)、生産者物価指数(PPI)が5.3%低下(同マイナス5.4%)という結果。企業活動の目安となるPPIのマイナス率が縮小したことがポジティブ材料視された。

ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面高(50のうち48が上昇)。なかでも石油関連株の上げが目立つ。中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が6.0%高、中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が5.4%高で引けた。カジノ関連株も高い。金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)と銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテイメント:27/HK)がそろって6.0%上昇し、いずれも年初来の高値を更新した。

H株保険・証券株セクターもしっかり。中国平安保険(2318/HK)が4.0%高、中国人寿保険(チャイナ・ライフ:2628/HK)が3.6%高、広発証券(1776/HK)と海通証券(6837/HK)がそろって3.7%高と買われた。

インフラ関連セクターも急伸。鉄道建設の中国鉄建(1186/HK)が8.5%高、同業の中国中鉄(390/HK)が7.1%高、鉄道車両の中国中車(CRRC:1766/HK)が5.7%高、交通インフラ整備の中国交通建設(1800/HK)が7.8%高と値を上げた。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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