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【市況】18日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安と3日ぶり反落、インフラ関連さえない


18日の中国本土マーケットは小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は前日比4.45ポイント(0.16%)安の2862.89ポイントと3日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、4.76ポイント(0.16%)安の2995.79ポイントで引けている。一方、外貨建てB株相場は続伸。上海B株指数が2.34ポイント(0.65%)高の362.71ポイント、深センB株指数が6.46ポイント(0.56%)高の1158.43ポイントで終えた。

朝高の後に売られる流れ。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給スタンスなどを好感して小高くスタートしたものの、上値は重く、引けにかけて売りが優勢となっている。上海総合指数は前日までの2営業日で4%超上昇していたため、相場の過熱感が意識された。
業種別では、直近で物色されたインフラ関連株の一角が安い。ゼネコンの中国交通建設(601800/SH)が1.7%、中国鉄建(601186/SH)が1.1%ずつ下落した。空運株も下げが目立つ。中国東方航空(600115/SH)が2.3%値下がりした。原油相場の持ち直しを背景に、燃油コストの低減期待がやや後退している。金融株やエネルギー関連株、素材関連株、消費関連株もさえない。

半面、国有企業改革で恩恵を受けやすいとみられる銘柄群は急伸。海運株が軒並み値を上げた。国有海運大手の中国遠洋運輸(集団)総公司と中国海運(集団)総公司の合併により、大型海運グループの「中国遠洋海運集団有限公司」が18日に正式成立したことを受け、再編の動きが他グループにも波及すると予想されている。国営食品グループ、中糧集団公司(コフコ)傘下の中糧屯河(600737/SH)が2.9%高で引けた。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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