市場ニュース

戻る
 

【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は114円前後で推移か、欧米株高でドルは113円台後半で下げ渋る見込み


17日のドル・円は、東京市場では114円40銭から113円60銭まで下落。欧米市場でドルは一時114円51銭まで反発し、114円09銭でこの日の取引を終えた。

本日18日のドル・円は114円前後で推移か。欧米株高や原油高を意識してドルは113円台後半で下げ渋る見込み。

17日の欧米市場では、主要産油国による増産凍結の合意をイランが支持すると報じられたことで原油先物は反発し、欧米株式は総じて上昇した。外為市場では豪ドル、カナダドルが日本円などに対して買われており、米ドル・円の取引では円売りがやや優勢となった。

市場関係者が注目している原油相場については、イランが主要産油国の増産凍結合意を支持したことで底打ちのムードが広がっている。ただし、17日付のイラン日刊紙「シャルグ」はイランの石油輸出国機構(OPEC)担当高官の話を引用し、国内の原油生産が制裁前の水準に戻るまで増産を続けると伝えている。

また、世界経済の成長鈍化による需要の弱含みを勘案すると、原油生産量の絶対水準は依然として高いとの声が聞かれている。原油価格が安定するには産油国のさらなる措置が必要との見方も多いようだ。原油価格の乱高下によって金融市場の不確実性が高まる可能性は残されている。

《SY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均