市場ニュース

戻る
 

【市況】原油価格反発で米国株はしっかりか


16日のNY市場は上昇。中国の1月銀行融資が予想を大幅に上回ったことで、アジア株が軒並み全面高となり、買いが先行。サウジアラビアやロシアなどの主要産油国が、原油生産量を1月の水準で据え置くことに合意したことが好感され、終日堅調推移となった。ダウ平均は222.57ドル高の16196.41、ナスダックは98.44ポイント高の4435.96。

グローベックスの米株先物はNYダウで65ドル高程度で推移している。欧州は軒並み1.5-2.5%程度の上昇で推移しており、この流れを引き継ぐ格好から買いが先行しそうだ。また、原油相場については、サウジアラビア、ロシア、カタール、ベネズエラの4カ国による減産凍結への合意に懐疑的な見方があったが、現時点で原油相場はしっかりであり、安心感につながりそうだ。

また、経済指標ではMBA住宅ローン申請指数(先週)、住宅着工件数(1月)、住宅建設許可件数(1月)、生産者物価コア指数(1月)、鉱工業生産指数(1月)、設備稼働率(1月)が予定されている。その他、FOMC議事録(1月26、27日分)が公表される。世界経済・金融動向を注視する姿勢が示される一方、米経済については前向きな判断を維持したものの、原油相場の下落が続いて投資家心理が悪化していた時期であり、インフレ動向についてどのような議論が行われたのか注目される。

《MT》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均