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【市況】17日の中国本土市場概況:上海総合1.1%高と続伸、インフラ関連に買い


17日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比30.77ポイント(1.08%)高の2867.34ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、32.22ポイント(1.09%)高の3000.55ポイントで引けている。外貨建てB株相場もしっかり。上海B株指数が3.23ポイント(0.90%)高の360.36ポイント、深センB株指数が8.52ポイント(0.74%)高の1151.97ポイントで終えた。

政策期待が支え。春節明け最初の国務院(内閣に相当)常務会議で、李克強首相が内外情勢の変化に応じて、機動的に景気刺激策を実施する方針を示唆した??と伝えられたことが引き続き好感された。全国政治協商会議(国政助言機関)と全国人民代表大会(国会に相当)がそれぞれ、3月の3日と5日に開幕することも意識されている。中国人民銀行(中央銀行)が17日、4日連続でリバースレポを通じた資金供給を実施したことも追い風。指数は前日の上昇が大きかったため、朝方は弱含む場面が目立っていたものの、後場に入り買いの勢いが増している。

業種別では、インフラ関連株の上げが目立つ。ゼネコンの中国交通建設(601800/SH)が7.8%高、建材の安徽海螺セメント(600585/SH)が4.4%高で引けた。「製造業の支援を強化する狙いで、すでに発展改革委員会は第1四半期に投じるプロジェクト基金(インフラ整備を含む)4000億人民元を手配した」との報道が材料視されている。エネルギー株やITハイテク関連株、自動車株、不動産株、消費関連株、海運株なども物色された。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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