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【市況】日経平均反落もソフトバンクグが市場のセンチメントをキープさせる【クロージング】


17日の日経平均は3日ぶりに反落。218.07円安の15836.36円(出来高概算28億4000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でNYダウが200ドルを超える上昇となったが、原油相場の先安感が根強いなか、日経平均は小反落で始まった。その後、ソフトバンクグ<9984>の上昇がけん引する格好となり、一時16200円を回復する場面もみられた。

しかし、為替市場では1ドル113円台と円高に振れたほか、原油相場の先行き不透明感から先物が主導する格好で、現物株にも売りが波及している。さらに中国が南シナ海の西沙諸島に地対空ミサイルを配備したと伝わると、米中の地政学リスクも不安視された。一時15632.12円まで下げ幅を拡大し、引けにかけては下げ幅を縮めていたが、3日ぶりの反落となった。

原油先安感から資源株が弱いほか、ファーストリテ<9983>が続落となっており、日経平均の重しになっている。もっとも、日経平均は週初の4ケタ上昇に対する利益確定が出やすいことからみれば、相当底堅いと感じられる。ソフトバンクグ<9984>が利食いをこなしながらも終日強含みに推移しており、市場全体のセンチメントを明るくさせている。

日経平均はこう着ながらも、東証2部やマザーズ市場はプラス圏をキープしていた。テーマ性の強い銘柄への物色もみられており、個人主体の売買を活発にさせている。

《AK》

 提供:フィスコ

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