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【市況】東京株式(大引け)=218円安、方向感定まらず後場波乱展開に

日経平均 日足チャート 「株探」多機能チャートより
 17日の東京株式市場は終始不安定な展開で、前場は日経平均株価が高い場面もあったが、後場になって急速に値を崩した。

 大引けの日経平均は前日比218円07銭安の1万5836円36銭と3日ぶり反落。東証1部の売買高概算は28億4008万株、売買代金概算は3兆1136億6000万円。値上がり銘柄数は729、対して値下がり銘柄数は1087、変わらずは120銘柄だった。
 
 きょうの東京市場は方向感が定まらず、前場と後場で地合いが大きく変化し、目まぐるしく上下に振れる展開となった。前日の米国株市場ではNYダウが大幅続伸となったものの、東京市場は前日の引け味の悪さに加え、為替の円高が輸出株に売りを誘い、朝方は安く始まった。その後は年金買いなどが観測されるなか、日経平均は一時160円高に切り返す動きに。しかし、実需の買いは限定的で、取引時間中に一段と円高が進んだのを横目に、先物に仕掛け的な売りが出て後場は一転大きく下値を模索する波乱展開を余儀なくされた。日経平均は一時400円を超える下げをみせたが、大引けにかけて目先筋の買い戻しが入り、結局200円強の下げで着地している。

 個別では、ファーストリテイリング<9983>が急落、トヨタ自動車<7203>も軟調。JR東日本<9020>、JR東海<9022>などの下げも目立つ。国際石油開発帝石<1605>が大幅安、三陽商会<8011>、アイスタイル<3660>、日新製鋼<5413>なども値を下げた。

 半面、売買代金断トツのソフトバンクグループ<9984>が続急伸、村田製作所<6981>も上昇した。群栄化学工業<4229>、さくらインターネット<3778>も物色人気に。JAC Recruitment<2124>、ラウンドワン<4680>なども買いを集めている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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