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【市況】米国株見通し:欧州株高安まちまちも米国株はしっかりか


『米株式市場』

15日のNY市場はプレジデンツデーの祝日で休場。グローベックスのNYダウ先物は180ドル高程度を織り込んで推移しており、祝日明けの市場は買い先行の展開が見込まれる。欧州市場については、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が15日の欧州議会での証言で、必要な場合に「行動をためらわない」と追加緩和策の可能性を強調したことが買い安心感を誘った。その反動もあっては、16日の欧州市場は利益確定の流れもみられており、高安まちまちの展開。もっとも、米国市場については、日経平均の15日の4ケタ上昇の流れを引き継ぐ展開が意識されるため、堅調な展開が期待されそうだ。

また、原油相場については上げ幅を縮めているが、サウジアラビア、ロシア、カタール、ベネズエラの4カ国は、原油生産を1月の水準で凍結することに合意した。他の主要産油国が追随することが条件ではあるが、安定に向けた動きが材料視される可能性はある。

その他、経済指標では、ニューヨーク連銀製造業景況指数(2月)、NAHB住宅市場指数(2月)が予定されているほか、フィラデルフィア連銀、ミネアポリス連銀、ボストン連銀総裁がそれぞれ講演を行う予定であり、利上げペースへの思惑等につながりそうだ。

《MT》

 提供:フィスコ

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