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【市況】東京株式(前引け)=続伸、円安と中国株堅調を背景に朝安後切り返す

 16日前引けの日経平均株価は前日比144円26銭高の1万6166円84銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は14億2744万株、売買代金概算は1兆2494億1000万円。値上がり銘柄数は1381、対して値下がり銘柄数は477、変わらずは79銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、朝方は前日の大幅高の反動もあって利益確定売りが先行したが、下値も堅く売り一巡後に日経平均はプラス圏に浮上、前場後半は安定した戻り足で上げ幅を徐々に拡大する展開となった。前日の米国株市場は休場だったが、欧州株市場は総じて強い動きをみせたほか、原油市況が足もと底入れムードにあることも買い安心感につながっている。取引時間中は、中国・上海株が高く始まったことや外国為替市場で1ドル=114円台後半と円安に推移したことで輸出主力株など中心に有利に働いた。大型自社株買いを発表したソフトバンクグループ<9984>の急騰が日経平均を押し上げている部分もある。

 個別ではソフトバンクグループが売買代金トップで大幅高に買われたほか、リブセンス<6054>も急伸。さくらインターネット<3778>、gumi<3903>なども値を飛ばした。SUMCO<3436>が上昇、東芝<6502>も買いが優勢。IHI<7013>が物色人気を集め、ケネディクス<4321>にも買いが目立つ。シスメックス<6869>も商いを膨らませ大幅上昇した。半面、ファナック<6954>が軟調、キリンホールディングス<2503>も値を下げ、サイバネットシステム<4312>、エスクリ<2196>などが大きく売られた。明治ホールディングス<2269>、東洋水産<2875>も下落した。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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