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【材料】【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家SY氏:外れた騰落レシオ


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家SY氏が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2016年2月11日執筆

自分の信条は騰落レシオ70%で買い、130%で売りを実行することである。人が投げるところで買い、まだ上がると評論家諸氏が騒ぎ始めたところを売るというシンプルな法則である。しかし騰落レシオが70%を切り60%あたりに来た時、「ここはチャンス」と機械的に買いを入れ始めた。

しかし何と、反発の様子がそろそろ表れてきた所で黒田さんのマイナス金利導入の発表。「えっ、相場が戻る気配が見え始めたこの時期に?しかも最後の切り札では無いのか?」と思いつつも上がるなら良いかとの天邪鬼な期待もあった。恐れていたのは相場のリズムを壊されること。しかし世の中の評論家の皆様もマイナス金利導入で日経平均は18000円越えの20000円とのレポートを出したりと、そして発表後の2、3日の下げは良い押し目と評していて余裕すら感じられる。

来ならまだ騰落レシオ70%台なので持続としたい所であるが、材料が出ての下落なので、いつもと勝手が違う。何かが違う。あと年始からの下落もいまいち投資家も焦りが無いというのか、世も末的なゾッとする感じも伝わらないのも気がかり。不本意ながらこの環境に耐えきれず2月5日に大半の株式を売却。もう資金の3分の1は消失していた。

自分が損切りをする時が実は一番の買い場という自分アノマリーも知っている。しかし結果的にはなんと9日、10日の大幅な下落。正直驚かされられた。こうなってくると騰落レシオも関係ないのかも知れない。さてここからの戦略はどうすべきだろうか?

1.チャート分析から考えると、ダブルボトムを割ったと言う事実があるので、大天井からの半値戻しが14,800円、そこが1つのめどになるのでそこまで待つ。

2.私が注目している諸先生方のコメント(巷の後づけ講釈評論家ではないと認識している)を参考にすると、「そろそろいい場面」と言っている。

3.ヘッジファンドの解約期日の「45日ルール」がちょうどこの時期なので、売り圧力の減少に繋がる可能性。そうなると上昇が期待できるか?

4.季節アノマリーを考慮すると、4月にかけての上昇が今年も期待出来るのでは?

大きく取ろうと考えるならこのタイミングは絶好の買い場なのかも知れないが、何せ得体の知れない暴落なのでいつもの常識、アノマリーが通じない可能性もある。

慎重派的に行くなら25日線を上回るまで様子を見る方が良いと言う人もいるが、過去の経験から考えると25日線を越える時は騰落レシオもそこそこ上がってきている事も多々ある。また25日線が上値の抵抗線となり跳ね返される可能性もある。

ではあんたはどうするのかと聞かれるなら、まずは打診的に少し買って見たい。ただし金曜日(12日)に下げるなら即損切りで行きたいと思う。(その時は14800円が現実かも知れない。

注・・・11日19時現在、為替は111円台を付けているのがとても気がかりだ。

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執筆者名:SY

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 提供:フィスコ

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