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【市況】日経平均は16000円を回復、欧州銀行の財政不安が和らぐ/相場概況


日経平均は大幅に反発。先週末にドイツ銀行が無担保優先債を買い戻す計画を発表。欧州銀行の財政不安が和らぐ中、欧米市場では金融株を中心に自律反発の流れが強まった。この流れが波及する格好となり、日経平均は大幅に反発して始まった。内閣府が発表した2015年10-12月期GDPは事前予測を下回ったが、ネガティブな反応はみられなかった。また、春節明けの中国市場の下げに対する反応も限られるなか、日経平均は上げ幅を拡大している。

大引けの日経平均は前営業日比1069.97円高の16022.58円となった。東証1部の売買高は32億8018万株、売買代金は3兆1536億円だった。業種別では、保険が11%を超える上げとなり、上昇率トップ。ゴム製品、証券、空運も2ケタの上昇となっている。その他、陸運、その他金融、機械、卸売、輸送用機器、銀行、化学、不動産、海運、建設、電気機器がTOPIXを上回る上昇率に。一方で、パルプ紙は1%超の上昇にとどまっている。日本紙<3863>、北越紀州<3865>の決算内容が嫌気されており、重石となっていた。

個別では、みずほ<8411>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>のメガバンク3行が堅調。野村<8604>、IHI<7013>、日立<6501>、パナソニック<6752>強い。値上がり率上位では、リブセンス<6054>が32%超の上昇となったほか、宮越HD<6620>、帝国繊維<3302>、アルバック<6728>がストップ高を交えての上昇に。
《TM》

 提供:フィスコ

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