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【材料】藤田観光、前期実績は箱根不振で減収、今期は箱根回復と新宿の本格稼働を見込み増益計画

 藤田観光<9722>は引け後、15年12月期連結決算と16年12月期業績見通しを発表。15年12月期実績は、売上高が前の期比0.4%減の639億8100万円、営業利益は同97.1%減の3900万円となり、16年12月期見通しは、売上高が前期比9.4%増の700億円、営業利益は同25.6倍の10億円を見込んでいる。

 会社側では、前期は主要施設の箱根ホテル小涌園などが位置する箱根町(神奈川)で、5月以降に噴火警戒レベルが段階的に引き上げられたことから、夏場の最盛期を中心に観光客が大幅に減少したと発表。それでも、今期は箱根大涌谷の火山活動が沈静化したことにより、箱根地区の利用客も徐々に回復してくると想定。また、15年4月に開業したホテルグレイスリー新宿が通年稼働となるほか、同時期にスタートした新宿ワシントンホテル本館の大規模改修工事も3月末をもって完了する予定。
《MK》

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