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【市況】欧州大手証券の鉄鋼セクター見解、円高は時間をかけて収益に悪影響を与える

 UBS証券の鉄鋼(高炉)セクターのリポートでは、円高は高炉各社の業績にとって経営リスクと指摘。1ドル=110円なら収益維持に危機的な水準でもないとみられ、国内マージン、輸出数量の維持はぎりぎり可能としながらも、110円を突破し円高が継続すると国内価格調整、輸出数量減によって大幅な収益悪化は避けられないと解説。

 為替が変動しても直ちに収益に影響は出ないものの、円高になると主要顧客の自動車、造船、機械産業の収益が大幅に悪化、値下げ圧力が強まり、ユーザーの海外生産移管が進んでしまうことから、「円高は時間をかけて収益に悪影響を与える」との見解を示している。
《MK》

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