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【市況】概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は反発、商品相場の上昇がブラジル株を押し上げ


 

【ブラジル】ボベスパ指数 39808.05 +1.25%
12日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比489.74ポイント高(+1.25%)の39808.05で取引を終えた。39324.24から39900.58まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは40、値下がりは18、変わらず3であった。

産油国間の協調減産の実現性への期待から、NY原油先物が急反発するなど(一時29.66ドル)、商品相場の上昇がブラジル株を押し上げた。この日は欧州銀行の信用力への懸念後退や、米小売売上高の上振れを好感して欧米で株高となり、リスク回避ムードが後退してブラジル株も上げやすい状況になった。

【ロシア】MICEX指数 1726.04 +0.84%
12日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は、前日比14.46ポイント高(+0.84%)の1726.04で取引を終了した。1716.34から1733.66まで上昇した。

産油国間の協調減産の実現性への期待から、ブレント原油先物が上昇したこと。また、欧州銀行への懸念が後退して、欧州株が反発したことが、ロシア株の上昇につながった。なお、この日キューバの首都ハバナで、ローマ法王とロシア正教会総主教の歴史的な会談が予定されており、欧米との関係改善の糸口になるとの期待もロシア株の下支えになった可能性。

【インド】SENSEX指数 22986.12 +0.15%
12日のインドSENSEX指数は5日ぶり反発。前日比34.29ポイント高(+0.15%)の22986.12、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同4.60ポイント高(+0.07%)の6980.95で取引を終えた。

小幅高で寄り付いた後はいったんマイナス圏に転じたが、終盤に再び買い戻された。両市場とも4日続落し、約21カ月ぶりの安値水準で推移していたため、値ごろ感から下値拾う動きが活発となった。また、成長ペースの加速見通しも好感された。シティグループは最新リポートで、16年度(17年3月まで1年間)の成長率が7.7%まで加速するとの見方を示した。構造改革の進行に伴い、緩やかながら景気が着実に回復していると指摘。また、消費の拡大も国内総生産(GDP)に寄与すると強調した。

【中国本土】
休場

《CS》

 提供:フィスコ

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