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【通貨】英ポンド週間見通し:上げ渋りか、日本株安への警戒感残る


■大幅続落、一時160円を下回る

先週のポンド・円は大幅続落。英中央銀行による年内利上げ観測の後退を意識したポンド売りが活発となり、対円レートは一時160円を下回り、2013年11月以来のポンド安・円高水準となった。日本株の大幅安を嫌気して円買い・米ドル売りが増えたことは対円レートを押し下げる要因となった。ただ、12日のNY市場で原油先物が急反発したことでポンド安は一服した。取引レンジは159円83銭-170円64銭。

■上げ渋りか、日本株安への警戒感残る

今週のポンド・円は上げ渋りか。日本の10-12月期国内総生産(GDP)速報値が予想と一致した場合、日本株安に対する警戒感が高まり、リスク回避的な円買いが再び強まる見通し。ただし、石油輸出国機構(OPEC)と他の産油国が減産で協力する可能性があることはポンド相場に対する支援材料となる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・16日:1月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.3%、12月:+1.4%)
・17日:10-12月期ILO失業率(予想:5.0%、9-11月期:+5.1%)
・19日:1月小売売上高(前月比予想:+0.6%、12月-1.0%)

予想レンジ:162円00銭-166円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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