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2016年02月12日16時03分

【市況】決算通過で業績安心感ある中小型株に資金向かいやすい【クロージング】


12日の日経平均は大幅に続落。760.78円安の14952.61円(出来高概算47億株)と、約1年4カ月ぶりに節目の15000円を割り込んで取引を終えている。欧州主要行の業績悪化懸念のほか、前日のイエレンFRB議長の議会証言を受けての世界経済への警戒等を背景に、為替市場では円が急騰し、1ドル110円台をつける円高が嫌気された。

15000円を割り込んだ日経平均は、その後、日銀の黒田総裁が首相官邸入りしたと伝わると、介入期待等が高まる流れから下げ幅を縮める場面もみられた。しかし、期待された発表はなく、大引けにかけて再び弱含む展開になっている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の97%近くを占める全面安商状だった。セクターでは33業種全てが下げており、海運、その他金融、証券、ガラス土石、輸送用機器、化学、繊維、情報通信などの弱さが目立つ。

明確な底入れを見極める必要があるが、週末には三菱UFJ<8306>がプラスに転じる場面をみせるなど、底堅さが意識されてきている。春節明けの中国市場の下げが警戒されるが、口先介入等を含めて、今後は日銀や財務相による動きが出やすいだろう。水準としてはイレギュラー的な面もあり、要人発言等に大きく反応しやすい相場展開になりそうだ。また、決算発表がピークを通過することから、業績に安心感のある中小型株などには、外部環境の不透明要因を避ける流れからも、見直しの動きが向かいやすいと考えられる。

《AK》

 提供:フィスコ

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