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【材料】野村が連日の安値、国内外証券がレーティングを格下げ

 野村ホールディングス<8604>が実に8営業日続落。連日で昨年来安値を更新している。今日はTOPIX33業種中、「証券、商品先物取引業」の下落率が「その他金融業」に次いで2位となっている。

 証券株には厳しい地合いが続いているほか、今日は国内外の証券会社が野村ホールディングスに対するリポートをリリースしたことが確認されている。クレディ・スイス証券は、同社の16年3月期第3四半期並みの事業環境が第4四半期も続くとの前提で、業績予想を下方修正。保有する日本株、足利ホールディングス<7167>株の下落による評価損もネガティブと指摘。レーティングを「アウトパフォーム」から「ニュートラル」へ格下げし、目標株価は791円から558円へ引き下げられた。

 また、大和証券では収益環境の悪化を反映させる形で業績予想を保守的に見直し、投資判断を「2」(アウトパフォーム)から「3」(中立)へ格下げし、目標株価は870円から530円へ引き下げている。ただ、短期的には、決算発表後の急速な株価下落と自社株取得への期待を背景に、株価は反発する展開を予想している。
《MK》

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