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【材料】三菱UFJなどメガバンクが下げ渋る、全般暴落相場のなか一筋の光明

 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが下げ渋る動き。全体波乱相場のなかで一筋の光明となっている。

 ここにきて欧米株市場で金融関連株が大きく売られていることが、投資家の不安心理を助長している。前日の欧州株市場では仏CAC40が4%超の下げをみせたほか、独DAXも3%弱下落している。フランス大手金融機関のソシエテ・ジェネラルが発表した10~12月期決算が市場コンセンサスを下回ったことが銀行株売りに拍車をかけた。米国市場でもゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなどが下落、この金融セクターを巡るリスクオフの流れは東京市場にも波及している。

 ただ、日本の銀行セクターは日銀によるマイナス金利導入決定を受けて収益圧迫懸念から全体相場に先駆して大きく値を崩していた。そのため、目先は突っ込み警戒感からの売り方の買い戻しも入っているもようだ。また、三菱UFJをはじめ3メガバンクともPBRは0.5倍を下回ってきており、高配当利回りなども考慮した場合、中期スタンスに立った現物株投資も誘発しやすい水準にある。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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