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【材料】そーせいがカイ気配、選択的ムスカリンM1受容体作動薬の後期第1相臨床試験を良好な結果で終了

 そーせいグループ<4565>がカイ気配でスタートしている。10日の取引終了後、子会社のヘプタレス・セラピューティクスが開発中の選択的ムスカリンM1受容体作動薬(開発コード・HTL9936)が後期第1相臨床試験を良好な結果で終了したと発表しており、これを好感した買いが入っている。

 同薬は、認知症や統合失調症患者における認知機能障害の新たな治療法として臨床開発を進めているもの。ヘプタレス社では、特許化の可能な第2の注目すべきM1作動薬HTL18318の開発も進めており、今年中に第1相臨床試験の結果を得る予定としている。なお、HTL9936の認知症・統合失調症患者を対象とした第2相臨床試験は16年の終わりに開始する予定だという。
 また、同時に発表した第3四半期累計(15年4~12月)連結決算が、売上高77億4100万円(前年同期比8.1倍)、営業利益34億4900万円(前期1600万円)と大幅増収増益となったことも好感されている。なお、16年3月期通期業績予想は売上高117億3200万円(前期比3.2倍)、営業利益58億9900万円(同5.3倍)の従来予想を据え置いている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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